あんちゃん♥ です
ボートレースライフはいかがお過ごしでしょうか。
季節は11月も終わり、明日から12月となりました。
水上が仕事場のレーサー達は非常に厳しい季節となり
心身の冷えは想像を絶するものがあるのでしょう。
それでは、今回は前回のブログ記事に引き続きまして
展示タイムの見方をなぜ知らないのか
と題してお送りいたします。
前回の記事はこちらからどうぞ。
1.展示タイムの重要性
それでは、まず初めに展示タイムがどれだけ
重要であるか?という点について
説明して参ります。
前回の記事では、当日予想の重要性を説きましたが
今回は当日予想の中の項目にある「展示タイム」の
見方について触れていきます。
1)展示タイムとは直線タイムのこと
まず、展示タイムとは何のタイムなの?という
ご質問がありますので説明して参りますが
展示タイムは周回展示の1週あたりのタイムでは
ありません。
フルスロットルな状態で旋回し、全力で立ち上がる
2週目の1マーク後のバック側の直線タイムです。
競艇の1周のタイムはおおおそ35秒~37秒ですので
1周タイムの30%を占めるのが直線タイムという
事になります。
残りの70%は旋回時が影響しているという事に
なります。
ここを意識して見ると見ないとでは大違いであると
言えますね。
この展示タイムで分かる事は立ち上がりの強さに
あります。
各ターンから動力を最大限に伝えて立ち上がっていく
力強さがあると、上位に入る可能性が高くなります。
直線での伸びがあると1コースでは逃げ確率が
高くなりますし、それ以外であれば差しが入り
やすくなりますので、逆転の可能性も出てきます。
それらを意識して、先週の桐生SGの優勝戦の結果を
見ていきましょう。
2.桐生SG優勝戦:2019年11月4日開催
まず、直前情報を見ていきましょう。
1)当日予想をする
まず、確認するのが①の風速と②波高です。
今回のコンディションは最高の風速0Mで
波高も0Mの静水面コンディションとなりました。
天候は全く問題なしという状況ですね。
次に③のチルト角度です。
これで、各選手の手の内を読む事ができます。
◆チルト角度
0.0 伸び足重視
-0.5 出足重視・旋回有利
そして、④の展示タイムです。
詳細を下記にて説明して参ります。
2)展示タイムを基に展開を読む
それでは展示タイムを基準にて
展開を予想していきましょう。
まず、1番時計を出したのが1号艇ですね。
以下は下記の通りになります。
1番時計 1号艇
2番時計 4号艇
3番時計 2号艇
4番時計 6号艇
5番時計 3号艇・5号艇
展示タイムでは「1-4-2」の3連単が本命となりますね。
あくまでもタイムのみの予想ではありますが
ここに、他の要素やタイムに関するその他の重要事項を
入れる事で応用と高度な予想をする事ができます。
3)レース結果
●それではレーススタートです。
好スタートは1.2号艇で3号艇が若干凹んだ状況。
ダッシュ勢では4号艇が優勢と見ます。
しかし、全艇ほぼ差が無い状態で横一直線です。
このプレッシャーの中で、この様なSTを切れるのが
実力者の証ですね。
●1マーク直前の隊形です。
ここでは行き足が威力を発揮します。
1.2号艇は好スタートから行き足にて
好ポジションを維持しております。
問題は3号艇のカベですが、行き足で多少なりとも
挽回し4号艇のまくりは抑えられた状況です。
これによりダッシュ勢の一方的なまくり攻勢は
無くなりますね。
●1マークの攻防戦です。
3号艇は3コース定番のまくりを選択し
4号艇は3号艇の動きを見てから差しを選択しました。
1号艇は逃げ切り体制から、2号艇が差しで喰らいつく
という隊形です。
●1マークの立ち上がりです。
1号艇は逃げ切り、2号艇は差し切りました。
4号艇は5号艇のツケマイからの引き波には
何とか乗らずに済み、差し逃げ切れそうといった
状況です。
3号艇は大きく外へ流れてしまい、上位争いから
消えた結果となりました。
●バック側の直線です。
1マークの攻防戦を終えフルスロットルで
ブン回している状態ですが、この隊形なると
展示タイムで伸びがある「1-4-2」には
他艇は追いつくことはできません。
●最終周2マークと結果です。
1号艇はダントツ逃げ切り他艇を圧倒した結果と
続くは4号艇と2号艇が入りました。
3.まとめ
3連単で「1-4-2」と、展示タイム予想がズバリ的中という
結果となりました。
この様に、当日予想や展示タイムの要素を取り入れる事で
展開を読む事はできる事になります。
ま、水面では何が起こるか分かりませんので
毎回、その通りという事にはなりませんが
有利な立ち回りはできるのではないかという事が
伝われば幸いです。
それでは、みなさま、ごきげんよう(^^♪